2018/04/17
麻しんの感染拡大に注意を!
海外からの旅行者が沖縄で麻しん(はしか)に感染していたことが確認され、その後沖縄へ旅行していた男性が名古屋で感染確認されたと報道がありました。
麻しんは感染経路が空気感染・接触感染・飛沫感染と非常に感染力が強いウイルスです。
そのためインフルエンザなどのようにうがい・手洗い・マスクで予防することは難しく、特効薬もないため対処療法が主となります。
感染しないためには予防接種を受け、抗体をつけることが唯一予防できる方法です。
抗体がつくのは予防接種後2週間以降になります。
4月も中旬となりゴールデンウィークも近づいてきました。
行楽地などは人が集中するため、万が一感染者がいた場合は感染拡大の危険性が高くなります。
みなさんはご自身が抗体をもっているか知っていますか?
麻しんは一度感染すると免疫が持続するため感染したことのある方は抗体をもっています。
ご自身が抗体をもっているかわからないという方はご両親に確認していただくもの1つですし、病院等で採血し抗体があるか検査することも可能です。
また妊娠希望、妊娠予定のある方は、妊娠中には予防接種ができないため、妊娠前に抗体の有無を調べ、抗体のない方は予防接種しておくことをお勧めいたします(妊娠中感染すると流産や早産の危険が高くなる可能性があります)。
当院でも予防接種や抗体検査は行っております。詳しくはお問い合わせください。
感染しているかもと思われる方は受診前に医療機関へ電話をしてから受診するようにしましょう。