甲状腺
甲状腺機能異常による症状には全身倦怠感や気分障害など不定愁訴や精神的な問題と誤解される場合もあります。
また、心房細動、肝機能障害、脂質異常症などが甲状腺機能異常によって起こっている可能性もあります。
以下のような症状はありませんか?
甲状腺中毒症の可能性があります。
- 首の前が出てきた(甲状腺が大きくなっている)
- 手が震える
- 生活は変わっていないのに体重が減った
- 髪の毛が抜ける
- いらいらする
- 下痢をするようになった
- 時々動悸がする、脈が速くなる
- 眼が飛び出してきた気がする
- 汗をかきやすくなった
上記のような症状があれば、バセドウ病などの甲状腺中毒症(甲状腺ホルモンの過剰状態)による症状の可能性があります。 当院では、採血で甲状腺機能検査を行い、甲状腺超音波検査で原因疾患を調べさせていただきます。病気の原因によって、飲み薬を選択し、治療させていただきます。
以下のような症状はありませんか?
甲状腺機能低下症の可能性があります。
- 首の前が出てきた(甲状腺が大きくなっている)
- むくみやすくなった
- 生活は変わっていないのに体重が増えた
- 声がかすれる
- 疲れやすい(易疲労感)
- 皮膚が乾燥する
- 元気がなくなる
- 頭髪や眉毛が抜ける
- 寒がりになった
- 便秘気味になった
上記のような症状があれば、橋本病などの甲状腺機能低下症(甲状腺ホルモンが少ない状態)の可能性があります。
甲状腺の病気が疑われた場合は下記の流れで診察が進みます。
- ① 問診と甲状腺の触診
- ② 甲状腺ホルモン検査、橋本病やバセドウ病の抗体検査
- ③ 甲状腺超音波検査